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※完全ネタバレ果たして手塚は死亡フラグを回避できるのか?(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー) (レビュー)
2週連続休載とか!
どれだけ僕たちを待たせれば気が済むのですが許斐先生!
ということで、あまりにも長いブランクに悲鳴を上げていたテニプリストの我々が待ち望んだ日がやってきましたよ。
2週も離れると展開を忘れてしまいそうですね。前回の記事で軽くおさらいしてから、今週のレビューに参りましょう。
さて、手塚ファントムという、もはやどう転んでも人間には攻略不可能なレベルの技を編み出した手塚に、真田が勝つ可能性が残されているとするならそれはひとつ。
手塚の腕が壊れること……。
テニスの試合中にうっ血して紫色に膨れ上がる腕……。IKKOさんがいたら「どんだけー!」と叫ぶところですが、テニプリでは試合中に何が起こっても不思議ではないので(例:仁王立ちで気絶)、うっ血ぐらいで騒ぐべきではありません。
しかし、手塚はかつて試合中に肩を壊してリタイアしたという前科持ちです。外部からの攻撃ではまず倒されることはなくても、内部から自滅するのが手塚という男。
こいつの場合、試合では毎回そうですが、相手ではなく自分との戦いです。
そんな手塚の様子を見た顧問のおばさん先生。
どう見ても中学生のテニスの試合を見守る顔ではありません。というかこの先生が試合中役に立ったところを見たことがないのですが……焼肉のときも引率放棄してどっか行ってましたし。本当に心配なら乱入してでも止めるべきではないでしょうか。
もうちょっとちゃんと仕事をしてほしいですね!
一方、そんな顧問の心配など最初から眼中にない手塚。彼の頭にあるのは、この試合に勝つこと。
そして……。
プロになるため、ドイツを目指すこと。
……一応説明しておきますと、こういった決意表明を業界用語で「死亡フラグ」と言います。
有名なのは「俺、この戦争が終わったら故郷に帰って結婚するんだ……」というヤツですね。映画なんかでこのセリフが出たら、まず間違いなく彼は助かりません。
そう考えると、唐突に出てきたこの回想シーンも、おそらくは手塚が腕を壊す予兆なのではないかと思われます。
とはいえ、そう思わせておいてあっさりフラグを撤回するのが許斐先生の恐ろしいところなので、やはり我々凡人はおとなしく今後の展開を見守るしかないのですが。
弱っていく手塚に対し、あくまでも真っ向勝負をしかける皇帝真田。
しかし、手塚同様、彼にも限界のときが近づいていました。
なんと「雷」の打ちすぎで、脚を痛めてしまいます。
毎週テニプリを読んでいる僕ですが、実は未だに「雷」の仕組みがよくわかっていないので、なぜ脚にダメージが来るのかいまいちピンとこないのですが、立海大附属のボス、幸村さんのよくわかる解説によると、
「雷」の光速移動は人の限界を超えた神業であるため、連続して使うと脚がやられてしまうのだそうです。……一瞬、「高速」の見間違いかと思いましたが、「光速」で正解でした。
そりゃ脚も痛めるわ。
共に限界が近い両者の対決は、手塚が5-4とリードしていよいよ終盤へ。
ここで、限界を迎えた真田に、幸村がアドバイスします。
それは、ここまで真っ向勝負で手塚に挑んできた真田にとって、あまりにも非情な一言でした……。
具体的なアドバイス内容は載ってなかったので次週を待つしかないのですが、真田の言葉から察するに、手塚にファントムを使わせまくって腕を壊せ、みたいなことを言われたのでしょう。
手塚をストーカーのごとく敵視していた真田にとっては、念願の真っ向勝負を放棄しなければならない、まさに苦渋の決断です。
果たして彼は幸村の提言に従うのか……。
これは多分、真田がこの戦法を受け入れたら真田の勝ち。真っ向勝負で突っぱねたら手塚の勝ちになるのでしょうね。
しかしそこは許斐先生のことですから、決着が着く瞬間、跡部様のヘリがコートのど真ん中に降りてきて「これ以上やると両者大変なことになるぞ! この試合、引き分けだ!」みたいな展開もありえるので怖いです。
よくわからない「真っ向勝負」の基準(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
さて、今週もテニプリの時間がやってまいりました。
消耗戦に入った感のある、手塚VS真田戦ですが……
手塚ファントムで腕を酷使した手塚は、もはや最大の武器であった零式サーブさえ打てない状態に陥っていました。
それを見抜いた立海のラスボス、幸村。彼の助言により、試合の均衡が崩れます。
あくまで真っ向勝負を挑み、勝つつもりだった真田ですが、確実な勝利をチームにもたらすため、あえて幸村の助言を呑みました。
「徐かなること林の如し」
この技は……えーと、忘れてしまったのでこのまま話を進めてしまいますけど、要するに手塚ファントムを破ることもできないけれど、負けることもない、という守備型の技っぽいですね。
これで勝てるのか? という疑問を誰もが抱きますが、真田にしてみればポイントを取らなくてもいいのです。
そう、手塚にファントムを使わせ続ければ、労せずして勝利が手に入るのですから……。
これに対して涙を流すおばさん監督。なんかこの人を見てると、手塚が死ぬんじゃないかとも思えてきますが、たかが腕一本の問題ですからね。監督! それよりもっと河村をいたわってやってよ! あっちは腕どころかリアルに生死の境をさまよってたよ!
とりあえずまったく止める気がないことが判明した監督は放っておいて、試合に目を戻しましょう。
真っ向勝負を捨て、確実に勝ちにいった真田に対し、ギャラリーから心無い声が浴びせられます。
「汚ねぇーぞ 真っ向勝負もしないで何が皇帝だ!!」
……チームのために勝ちにいったのにこの言われよう……。
例えるならば、甲子園で松井に対しての連続敬遠を指示した監督に対するブーイングのようなものでしょうか。
しかしよく考えてみると、分身して一人ダブルスとか、笑いをとって隙を突くとか、そういうのと比べたら真田のプレイはものすごく真っ当にテニスをしていると思うのですが……。
ああいうのは良くて真田はダメ。
この世界の真っ向勝負の基準が謎すぎます。
そんなことを考えている間に、いよいよ勝負は佳境へ。
マッチポイントを迎えた真田が、手塚に止めを刺します。
手塚のコマはラケットがなければ銃殺されたようにも見えますが、もはやこの程度の描写では読者に「ふーん」で流されるのがテニプリの恐ろしいところです。
決まったか!? と思われた最後の一球でしたが、手塚もギリギリでふんばり、真田の放ったボールは、ネットにかかってコードボールに……(ネットに触れてどちらのコートに落ちるかわからないようなボール)。
果たしてどちらのコートにボールは落ちるのか?
手塚はもちろん、もはや真田にも余力はありません。
ここで勝ちを逃せば、再び勝負はわからなくなってしまいます。
しかし、
シリアスなシーンにも関わらず、つい真田のセリフの「バカもん」で吹き出してしまい、一気に緊張感がなくなってしまいました。
……ということで、
微妙な気持ちを引きずったまま、来週へ続く!
テニプリ、衝撃の結末!(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
そろそろ終わりが見えてきた手塚VS真田の決戦ですが、いよいよ今週号でその決着が見られそうだというので急いで買ってきました。
恐る恐るページをめくるとそこには衝撃の光景が……!
ではさっそくご紹介していきましょう。
前回、とうとうマッチポイントを取った皇帝真田でしたが、手塚の粘りにより、ラスト一球がコードボール(ネットに当たってどっちに落ちるかわからないボール)になってしまいました。
このボールが手塚側のコートに落ちれば真田の勝利。
しかし、真田側のコートに落ちれば手塚のポイントとなり、勝敗はまだわからなくなります。
実質真田有利とはいえ、手塚と同じく体を酷使しすぎた真田はもう瀕死の状態です。
もしもここで止めを刺せなければ、最悪ドクターストップによる引き分けもありえるでしょう。
なんとしても念願の勝利を手に入れたい……そう思う真田の脳裏に、過去の光景がフラッシュバックします。
それはまだ真田が少年だった頃……まあ今でも中学生だから少年のはずなんですけど、そんな風には誰も見ていないので一旦おいといて。
ジュニアの大会で幸村に敗れ、準優勝となった真田の目の前に一人の少年が現れます。
それが若き日の手塚でした。
これは……恐ろしいことに、もうこの時点でオーラを出していますね。
当然、まだ普通の人間であった真田が勝てる道理はなく、手塚に6-0、6-1というスコアで大敗してしまいます。僕からしたら通常の人間がオーラをまとった手塚から1ゲーム取っただけでも誇れることだと思うのですが、真田にとってこれは屈辱でした。
そう、この日から……この日から手塚を倒すための真田の修行が始まったのです。
そして長い日々が過ぎ……念願の手塚との対決。
真田にとっては負けるわけにはいかない戦い。
しかし……現実は非情でした。
手塚が最後にかけたわずかな回転により、ボールは真田側へ落ちようとしていました。
動かない脚……もうダメなのか?
しかし、真田の最後の気合が奇跡を呼び起こします。
「向こうに入らんかーーーっ!!」
そしたら、
入りました。
そして真田の勝利……。
……何が起きたの? という方のために説明しますと、ネットに引っかかって真田側に落ちかけたボールに向かって、「向こうに入らんか!」と真田が叫んだらボールが手塚側に落ちた、ということになります。
もうちょい詳しく言うなら、
ネットを真横から見た図です。ボールに右回転がかかっていると、普通は矢印の方向へ進み、落ちるわけですが……。
真田が叫んだら、
左に進んだわけですね。
「そういうこともたまにはあるんじゃないの?」と思う方は、ボールを車のタイヤだと思っていただくとこの現象がどういうことなのかわかるかと思います。
まあ……足場は道路ではないし、最初からネットの手塚側に引っかかっていたと考えれば何となく理屈は通るのですが、結局ポイントはそこではなくて、
真田の叫びがボールを動かしたというところにあるのです。
これまで、あらゆる超常現象を引き起こしてきたエスパーだらけのテニプリ……。
それらエスパーどものボスとも言える存在である手塚が、初めて敗れた試合。
勝負を決めたのは、核爆発でもなければ大地震でもなく、「叫んだらボールが動いた」という、テニスの基本とも言えるシンプルな技でした。
やはり最後は基本に立ち返ってこそ。
そんなことを教えてくれた回でしたね!
……なんか最後の方、ちょっとおかしいことを言ってるのは自分でも理解しているのですが、「向こうに入らんかーーーっ!!」を見てしまった後遺症がまだ残っているので、そっとしておいてください……。多分3日ぐらいで元に戻ると思うんで。
※追記:手塚が負けたのは初めてじゃないというメールをいただきましたので少し訂正。「まともに」負けたのは初めてだったように思います。今回は腕もギリギリ壊れなかったですし。それにしてもフィジカル弱すぎですよね。
【8月20日】
リョーマの帰還で加速する超展開!(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
ついに……ついに無敵を誇った手塚が敗れた。
その衝撃から2週間……。待ちに待ったテニプリの時間がやって参りました。
何しろあまりにも待ちくたびれた僕は、土曜日にジャンプが売られているのを見て、「やった! この店は早めに売り出してるんだ!」と喜び勇んで買った直後に、それが売れ残っていた先週のジャンプだったことに気づきましたからね。
そのときの絶望感……わかるかな?
ということもあって、今週のテニプリは本当に楽しみでした。
さっそく見てみると……。
なんと、リョーマが戻ってきました。もうちょっと引っ張るか、それとも試合の合間に軽井沢編が始まるかと思っていたので、予想外に早い帰還に驚きを隠せません。
しかし、そこは許斐先生。
意味もなくリョーマを軽井沢へ行かせるはずがありません。
そう、許斐先生はしっかりと用意していたのです。
おそらく日本に数多あふれるテニプリストたちが、百年経っても決して予想できなかったであろう展開を……。
!?
リョーマ、記憶喪失に。
……もう本当にね、なんて言えばいいのかわからない。
今のこの心中を、どう言葉を連ねて表せばいいのかわからない。
ただひとつ言えることは、許斐先生はフリーダムすぎる、ということだけです。
いや、記憶喪失って、あなた。
確かにあるよ。漫画ではこういう展開は、ある。
でも、この漫画で、このタイミングでそれをやるか……。
この瞬間、確定したことは、テニプリの展開を予想することに何の意味もない、ということです。だって、考えてもみてくださいよ。
ここ数ヶ月のテニプリで、僕らが予想できた事柄なんて一個でもありましたか?
● ワシの波動球は108式まであるぞ!
● ページを開くといきなりフェンスに磔
● 「向こうに入らんかー!」
……ない。一個もないですよね。
そして今回の記憶喪失です。
青学の部員たちが、ものすごい説明口調でこれまでのストーリーをまとめつつ、リョーマに経緯を教えていますが、本人はまったく記憶を取り戻す気配を見せません。
これでは埒が明かない……。
そう判断した青学陣は、ともかく次の試合を始めることにしました。
試合を見ていればリョーマも何かを思い出すかもしれない……というあまりにも神頼みすぎる展開ですが、確かに現状では打つ手がありません。
手塚が負けて、リョーマはダメになって……本当にこんなんで大丈夫なのでしょうか。
そして、ダブルス2のオーダーが発表になりました。
青学からは、才気煥発や陰といったエスパースキルが当たり前になったこのご時世に未だデータをもとにしたテニスで戦う乾と、もはや技とは呼べないレベルにまで弱体化してしまったスネイクが切り札の海堂が、コンビで登場。
対して立海からは、化け物ぞろいの立海でもトップクラスの実力を誇る柳と、デビルに覚醒してしまった切原ペアが登場。
……どう考えても青学が勝つ可能性はゼロのような気がしてなりませんが、そこは許斐先生。記憶喪失を超えるサプライズが、必ず僕たちを待っているはずです。
デビル降臨! 108式以来の絶望!(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
手塚の敗北に続き、リョーマが記憶喪失になるという超展開を見せるテニスの王子様。
そろそろ最終回も近いということで、許斐先生も本気を出してきていると思われます。多分、アシスタントも付いていけてないと思う。
さて、そんな青学にとって不安要素いっぱいの中始まった2戦目。ダブルス2の試合は、青学からは乾・海堂ペア、そして立海からは柳・切原ペアが登場しました。
わかっていたことですが、実力の差がありすぎです。
「ったく雑魚じゃ歯応えが無さすぎるぜ!!」という切原の言葉も、このときばかりは100%正しい。というか、外国人戦で磔になりながらデビルに覚醒した切原にとって、おそらく本編最後の戦いになるであろう試合の相手が乾・海堂ペアとは……。
許斐先生はいったい何のために切原を覚醒させたのでしょうか。はっきり言ってデビル化するまでもない戦いに思えます。
……こんな風に、磔やデビルであれだけ騒いでおきながら、あっさり「デビル化」とかいう単語を普通に使うようになってしまった自分が悲しいです。
というか、なんか最初の頃って、切原がリョーマのライバルみたいな位置づけだったように思いますが、もはやそんな設定もどこかへ飛んでしまっています。
そのリョーマはといえば……。
「皆さん、あんなに小さい球をお上手ですね」
と相変わらずふざけたセリフを吐きながら記憶喪失中です。ダメだこいつ……早く何とかしないと……。
さて、乾といえば、200キロを超える必殺サーブ「ウォーターフォール」です。
しかし、波動球を見てしまった我々には、もはや速いだけで何の追加効果も持たないサーブなど児戯にしか思えません。
当然、柳にもあっさりと返され、乾は試合開始早々に打つ手を失います。
その乾をサポートするかのように、得意のトルネードスネイクを放つ海堂。
しかし……。
柳の非情な一言が突き刺さります。というかちゃんと名前を呼んでやってください。
この柳の言葉を証明するかのように、
切原のライデイン!
これ以上はないだろうというぐらいの反撃を食らって、乾・海堂ペアは星になりました。
そして、いつの間にか切原はデビルに。
「潰すよ……」と言っていますが、もう乾・海堂ペアは潰れています。
予想以上に一方的な展開を見せるテニプリ。ここまでくると乾・海堂ペアが勝つ可能性はゼロなんじゃないかと思われますが、そこは許斐先生ですからまだ何とも言えません。石田VS河村の試合もそうでしたが、勝負は最後の一点までわからない……どころか、試合が終了してもまだひっくり返しかねないのが許斐先生ですからね!
とりあえず今週一番面白かったのは、リョーマの
このセリフでした。
記憶喪失で良い子になったっぽく見えますが、なんか嫌味な雰囲気を感じるのは僕だけでしょうか……?
ところで、ここまで読んできて何となく「実はリョーマは記憶喪失になってないんじゃないか?」とか血迷ったことを思い始めました。
さすがにないと思うんだけど……いや、でも……うーん……。
もう誰も信じられない。
脳内に満ちるは疑心暗鬼ばかり。
それがテニプリ脳の恐怖!
あなたは来週、許斐先生の真髄を知る!(かもしれない!)
本編より気になる眼鏡と膝カックン(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
リョーマの記憶喪失という超展開と並行して進んでいる、柳・切原ペアVS乾・海堂ペアのダブルス対決。
圧倒的な実力差を見せ付けられた乾・海堂はどうするのか……というところまで見ていきましたね。
今週は、先週ラストの切原の攻撃を食らったせいで、
乾の眼鏡が相手コートまで吹っ飛び、それを切原が踏み潰すところから始まりました。
なんて地味な嫌がらせ……。さすが悪魔(デビル)です。
これを見ていた氷帝の忍足が、
自分の眼鏡を乾に差し出しますが、度が合わず、
跡部様に「あーん。テメェのは伊達メガネだろ?」と突っ込まれる微妙な寸劇がありました。
忍足の眼鏡と言えば、
※Youtubeでは見つかりませんでした(見つかりました、情報ご提供ありがとうございます)。ニコニコ動画はアカウント制の会員サービスです。
「眼鏡をはずす夜」というキャラソング(なんてタイトルだ)も発売されているほどの特別な存在であり、眼鏡を外している今回の姿はなかなかのレアショット。
そういえば以前の人気投票では跡部様には及ばなかったものの、忍足は高い人気を維持していました。今回のこれは、許斐先生からのファンサービスなのかもしれません。
ちなみに、今週のテニプリではこの寸劇が一番面白いシーンでした。
さて、今回のサブタイトルは「猛獣使いの達人」となっており、何のことかと思ったら、猛獣=切原をうまく扱う達人=柳という意味でした。
暴走する切原をうまくコントロールし、先輩らしいところを見せる柳……。
といっても、暴走しそうになる切原を止める方法ってのは、ラケットでの膝カックンですけどね。
突然の膝カックンに切原が反抗心をむき出しにすると、
再び膝カックン。
……なんだこれ……。
さて、ピンチが続く乾・海堂ペアですが、特に乾はデータテニスも封じられ、なすすべなくやられていきます。
そんな中、一人気を吐くのが海堂。
乾の分まで奮起します。
ただ、しょせんは海堂。
もはやスネイクなど通用しないレベルの全国決勝戦で、いったい彼に何ができるのか……。
と思っていたら、
信じられない光景が。
なんと、切原のライデイン(仮)を、海堂が返球したのです。
最後の最後で、海堂覚醒フラグが!
ただ、このコマだけ見るとまるで青学が勝利しそうな勢いですが、よく考えれば海堂は切原のライデイン(仮)を返球して、それがたまたま決まっただけです。
切原・柳ペアはまだ力の半分も出していない気がしますし、乾は相変わらず潰れっ放しです。
海堂が最後に閃いた技がどの程度のものなのか、それによって展開は大きく変わるでしょう。
はっきり言ってこの流れで逆転するには手塚ファントム並の極悪技でなければどうしようもないと思うのですが……。
次回の海堂に期待ですね!
海堂覚醒……しかしそれは新たな地獄の始まり!(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)
先週、覚醒したらしき海堂の技について「どんな技なんでしょうね!」みたいなことを書いたら、
「あれは柳生のレーザービームです!」
というメールが、メールボックスから溢れんばかりに届きました。
どうやら過去に柳生と海堂は絡みがあったとのこと……いやー、そういえばそんな気もしてきました。というか読んではいるはずなんですが、もはやテニプリはピンポイントで印象に残るシーンしか覚えてないんですよね。なんというか、どんなにすごいシーンがあっても、必ずそれを超えるインパクトを許斐先生が打ち出してくるため、衝撃が上書きされてしまうのです。たとえば「ワシの波動球は108式まであるぞ!」を見た後は、誰もビッグバンのことなんて覚えてないですよね? つまりそういうことです。
あと、切原が悪魔化したと騒いでいたら、「切原はまだ目が赤くなっているだけなので悪魔化はしていないと思います」というメールをいただきました。
そういえば悪魔になると髪が白くなるんでしたっけ。名古屋戦では普通にスルーしてしまったけど、いったいどういうメカニズムだよ。
さてさて。
今週は、海堂のレーザービームに立海の面々が驚愕したシーンから始まりました。
レーザービームといえば、その名の通り直線的で目に見えないほどのスピードを持つ球……しかし、言い方を変えればちょっと速いただのフラットボールです。最強たる立海の技にしてはしょぼい気もしますが、だからこそ海堂あたりでもコピーできたのかもしれません。
これが手塚ファントムクラスの技ですと、3回ぐらい人生やり直さないと習得できない気がします。
しかしなぜ海堂はこの技をマスターできたのか……。
ここで場面は一旦過去へと戻ります。
乾に何事かを相談する海堂。会話の流れからすると、どうやら海堂はスネイクを中心とした現在の自分のスタイルから脱却しようとしているようです。
そう……海堂の技はスネイク。弧を描くような球筋が特徴であり、レーザービームとは正反対に位置しています。しかし、だからこそ……。
海堂は気づいたのです。
同じモーションからスネイクとレーザービームを放てれば、相手をさらに翻弄することができる……と。
なるほど、言いたいことはわからないでもないですが、しかしやはり手塚や真田といった超人クラスの技に比べると理屈でわかるだけスケールダウンしている感は否めません。全国決勝レベルの戦いに、今さら2種類の球の打ち分けで対抗しようなんてちゃんちゃらおかしいですよね!
しかし、
この海堂のスタイルを、「無敵ですね」とまで賞賛する立海メンバーたち。
……そうかな? こんなん手塚ゾーンにかかったら「直線だろうが曲線だろうが吸い寄せる、それが手塚ゾーン!」という感じに瞬殺されると思うのですか……。
まあ手塚は手塚ですよね! あいつは天上界の生き物だし。海堂は、下界のテニスプレーヤーとしては強いのかもしれません。
さて、この作戦が功を奏したのか、ポイントを決めまくる海堂。
戦意を喪失している乾に代わり、一人奮起します。
そんな海堂のテニスに翻弄されまくりの切原は、
お株を奪われる形での顔面ヒットを喰らい、コートに這いつくばります。
なんという無様な姿……名古屋戦で見せた悪魔(デビル)の力はどこへ消えたのでしょう。というか、一番右のコマの切原が付け鼻のピエロにしか見えない……。
てなことを思っていたら……。
おや……? 切原の様子が……。
ということで、ラストのこのコマは切原悪魔(デビル)化の予兆ということでファイナルアンサー?
顔面にぶつけられた借りは顔面にぶつけて返す。
キジも鳴かずば撃たれまいに。
来週は、そんな展開が僕らを待っているのかもしれませんね!(もう何がなんだか)
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