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※ネタバレ
ロボットを持つことが当たり前になった、近未来の物語。
愛することを覚えた、奇跡のロボット「アンドリュー」。
この映画は、そんなロボットと人との愛と交流を描いた感動作です。
では、見ていくことにいたしましょう。
ごく普通に暮らしていたある家族のもとへ、一台の人型ロボットがやってくるところから物語が始まります。
重そうな箱に入れられてやってきた彼こそが、家事ロボットであるアンドリュー。
どうでもいいのですが、彼が入れられていた箱はどう見ても棺おけです。

……そして、アンドリューなのですが、映画では名優ロビン・ウィリアムズが、なんと16キロもの重さのロボットスーツを着て演じております。
もはや「16キロのスーツを着て動き回るR・ウィリアムズ」という時点でギャグだろう、と言いたくなるのですが、そのデザインもギャグそのもの。
見た目はメタルチックで、かなりロボットロボットしているのですが、動きは妙に人間に近く(人間が中にいるので当たり前ですが)、そのギャップがなんとも言えず気持ち悪さをかもし出しています。
とりあえず、まばたきの機能はなくてもいいと思うのですが。そしてつけるのであれば、もっと根本的なデザインから人間らしくしてほしかったです。
さて、このアンドリューは、家族に暖かく迎え入れられ、次第に信頼を獲得していきます。
しかし、最初にきたときは何もできないダメロボットで、まるで大きな子供が一人増えたような感じでした。アンドリューの販売元であるロボティクス社も、各家庭の事情を考慮して、機能を白紙にしていたのかもしれませんが、少なくとも掃除機能ぐらいはしっかりつけたほうがいいと思います。
映画の中でアンドリューが掃除をするシーンがあるのですが、明らかに人間より下手でしたからね。
ここで、アンドリューを買ったマーティン一家を紹介しておきましょう。
まず、父親と母親。そして娘が二人。
妹の方は、アンドリューに「リトル・ミス」と呼ばれているのですが、実は彼女がストーリー上、重要な役割を果たすことになります。
別にこの映画はサスペンスでもミステリーでもないので、あっさりネタばらししてしまいますと、アンドリューは、将来感情を持ち、このリトル・ミスの孫であるポーシャに恋をするんですよね。
多分、ポーシャがリトル・ミスにそっくりだから好きになったに違いありません。そう考えると、アンドリューはもともと、リトル・ミスが好きだったのでしょう。
昔の女に似てるから好きになるとは……なんてサイテーな男だ。
しかも、アンドリューはすごく強引です。
そもそも、ポーシャにはチャールズという婚約者がいたのですが、アンドリューは恋するあまり、婚約者の顔を確認するために、ポーシャの婚約パーティーにこっそり潜入します。
……それを、人間界ではストーカーと呼ぶわけですけど、そこを問い詰めても、何となく「ロボットだから」の一言で逃げられそうな気がします。何となく。
そして、ついにポーシャの結婚式当日。
「一回だけキスしてくれないか? 結婚には支障ないだろ?」
「あんなタイタニックを沈められそうな大アゴの男なんて!(←超失礼)」
「初めて会ったときから君が好きだった」
などと、ポーシャを呼び出して、未練タラタラに口説くアンドリュー。
もはやロボットだからどうこうというレベルではなく、男としてキモいわけですが、さらに、畳みかけられたポーシャが黙り込むと、
「なぜかな? いま君の心拍数が66から102に跳ね上がった」
と、人の心拍数まで計算してきます。なんてウザいロボットだ。
というか、「そもそもお前は使用人だろ」とか、他にも色々と問題はあるような気がするんですが(ロボットじゃん、という部分は触れないとしても)、契約が切れてるからいいのかな。
さて、最終的にはアンドリューのストーキングの甲斐あって、二人は結婚します。
が、アンドリューと違って、ポーシャは人間ですからいつかは死ぬ運命にあります。
時は経ち――ポーシャは75歳になっていました。
ある日、ポーシャが、「わたし、もう75歳よ。……不安なの」と悩みを打ち明けると、アンドリューは、
「でも、見た目は50歳だ。美しい50歳……昨夜もスゴかった」
と、エロオヤジ発言炸裂。なんなんだ、このセクハラロボットは。しかも完全に論点がズレてます。お前は自分が良ければそれでいいのか。
……こんな風にですね、「人間になりたい」という思いを、間違った方向に実現させてきた、奇跡のロボット、アンドリュー。
この映画を見るたび、私たちはいつも考えさせられるのです。
男として、そして人間として、やってはいけないことってあるんだな……と。
[やってはいけないことの例]
・ストーキング
・人を「大アゴ」呼ばわりする
・セクハラ発言
・結婚式を台無しにする
etc...
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